Qdai-mail通信

20240320_Qdai-mail通信 第584号(マレーシア工科大学と修士課程ダブルディグリープログラム協定の調印式)

  20240320 Qdai-mail通信 第584号
  (マレーシア工科大学と修士課程ダブルディグリー
   プログラム協定の調印式を行いました)をお届けします。
  (令和6年3月20日配信)

■ 九州大学基金からのお知らせ ━━━━━━━━━━━━・・・・・‥‥‥………

◇ 九州大学基金では、みなさまからの
  温かいご支援をお待ちしています

 いただいた貴重なご寄附は、学生に対する経済支援や教育研究活動に対する支援などに、有効かつ大切に活用させていただいております。
 引き続き皆さまからのご支援、どうぞよろしくお願いいたします。
 
 なお、九州大学基金へのご寄附は確定申告をすることで税制上の優遇措置を受けることができ(※)、一定額以上を寄附いただいた方には、九大会員制度をはじめとする様々な特典や顕彰をご用意しています。
 ※日本国内居住の方が対象となります。法人は寄附金全額損金算入することができます。

 詳しくは九州大学基金ホームページをご覧ください。
 https://kikin.kyushu-u.ac.jp/

 また、ホームページでは寄附のメニュー紹介のほか、支援を受けた学生や研究者等の声、実際にご寄附頂いた寄附者の声も随時掲載しています。

 SNSでも日々の基金の活動など発信しております。
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■ トピックス ━━━━━━━━━━━━・・・・・‥‥‥………

【1】マレーシア工科大学と修士課程ダブルディグリー
   プログラム協定の調印式を行いました

 2024年2月2日(金)、九州大学筑紫キャンパスにおいて、九州大学総合理工学府とマレーシア工科大学(以下UTM)機械工学部間の修士課程ダブルディグリープログラム協定の調印式を執り行い、UTMのMohd Shafry MOHD RAHIM副学長および九州大学の原田明副学長の立ち合いのもと、Zaini AHMAD機械工学部長(UTM)と谷本潤総合理工学府長により協定書の調印を行いました。
 九州大学は平成23年より、国立釜山大学校(韓国)、上海交通大学(中国)との3大学間コンソーシアム(キャンパスアジア)を立ち上げており、令和3年度よりキャンパスアジアプラスとして、UTMが新たにメンバーに加わりました。今回の協定は、本コンソーシアム内で加盟大学がUTMとの間で結ぶ、初めてのダブルディグリー協定となります。

◇詳細(全文)はこちら
https://www.kyushu-u.ac.jp/ja/topics/view/2047


【2】藤原文部科学事務次官が九州大学を視察

 令和6年2月6日(火)、藤原章夫(ふじわらあきお)文部科学事務次官が、九州大学伊都キャンパスと病院キャンパスを訪れ、「中央図書館」「カーボンニュートラル・エネルギー国際研究所(I2CNER)」「水素エネルギー国際研究センター」「生体防御医学研究所」及び「薬学研究院附属グリーンファルマ構造解析センター」を視察されたほか、九州大学執行部との懇談会を実施しました。

◇詳細(全文)はこちら
https://www.kyushu-u.ac.jp/ja/topics/view/2056


【3】令和6年能登半島地震に伴う学術研究船
   「白鳳丸」緊急調査航海(第三次)について
   ~共同利用研究航海:地震発生域の海洋地球科学
    総合調査~

 東京大学大気海洋研究所、海洋研究開発機構、富山大学、九州大学、東京大学地震研究所、金沢大学、新潟大学、神戸大学、高知大学、琉球大学、中央大学、鳴門教育大学、産業技術総合研究所からなる研究チームは、令和6年1月1日に発生した令和6年能登半島地震を踏まえ、令和6年3月4日より学術研究船「白鳳丸」を用いた共同利用研究航海を実施しました。

◇詳細(全文)はこちら
https://www.kyushu-u.ac.jp/ja/notices/view/2630


【4】九州大学フジイギャラリーにて
   「総合知とデザインと未来」展を開催

 九州大学芸術工学部 未来構想デザインコース プロダクトデザイン研究室は、伊都キャンパス内のフジイギャラリーにて、「総合知とデザインと未来」をテーマにした展示を行います。
 今回の展示では、ダイレクト・エアー・キャプチャーやアップコンバージョンなどの技術を利用した未来社会のデザイン、学生が考えた未来のモビリティやロボット、交通、その他製品デザインやグラフィックデザインなどを展示します。
 未来社会を一所懸命考えた、妄想する・構想するデザインを御覧ください。
 
 【日時】2024年4月1日(月) ~ 5月1日(水)
     10:00~17:00(土日および祝日は休館)
 【会場】九州大学伊都キャンパス フジイギャラリー

◇詳細(全文)はこちら
https://www.kyushu-u.ac.jp/ja/notices/view/2633


■ 九州大学研究成果 ━━━━━━━━━━━━・・・・・‥‥‥………

【1】植物型α1,3/α1,4-フコース転移酵素が持つ
   ユニークなI型二糖構造認識機序を明らかに

 Lewis 三糖構造は、動物、植物、細菌に広く共有される糖鎖構造であり、細胞間相互作用を含むさまざまな生命現象の調節に重要な役割を果たしています。この糖鎖構造は、基本骨格(I 型/II 型二糖構造)の違いに応じてLewis A(I 型)またはLewis X(II 型)といった2種の形態に分類されますが、これらの合成比率は生物種に応じて大きく異なり、特に、植物ではLewis A 三糖構造しか合成されません。
 本事象は、合成経路の最終段階を担う「α1,3/α1,4-フコース転移酵素ファミリー」の基質選択性が多様であることと深く関連しています。
 今回、佐賀大学、九州大学大学院農学研究院の角田佳充教授らの研究グループは、マンゴー由来α1,3/α1,4-フコース転移酵素のX 線結晶構造解析を実施し、糖鎖基質の選択性に寄与する構造的要因を検討しました。これにより、本酵素の糖鎖結合ポケットの構造がI 型二糖構造との相互作用に最適化されており、II 型二糖構造が結合できない形状になっていることが明らかとなりました。

◇詳細(全文)はこちら
https://www.kyushu-u.ac.jp/ja/researches/view/1052


【2】自閉症発症の分子メカニズムを解明
   ~CHD8遺伝子変異による自閉症発症のリスク予測と実証~

 近年、自閉症患者を対象とした大規模な遺伝子変異探索がおこなわれた結果、CHD8という遺伝子に最も多くの遺伝子変異が同定されたことから、現在CHD8は自閉症の病因・病態を理解するための代表的な遺伝子として世界的に注目を集めています。
 九州大学中山敬一主幹教授、白石大智大学院生、金沢大学、藤田医科大学、長浜バイオ大学の研究グループは、自閉症患者におけるCHD8遺伝子上のミスセンス変異に対して、様々な予測スコアを適用し、これらの変異が高いスコアを持つ群と低いスコアを持つ群に大別されることを見出しました。

◇詳細(全文)はこちら
https://www.kyushu-u.ac.jp/ja/researches/view/1053


【3】AIでセラミックス材料の3次元ミクロ構造の
   高精度なモデル化に成功
   ~新しい計算手法や材料の機能解明、
    プロセスの革新に貢献~

 東京農工大学は、人工知能(AI)の手法の1つである深層学習を活用することで、電子顕微鏡の画像からセラミックス材料の高精度な3次元ミクロ構造をモデル化することに初めて成功しました。
 本研究では、自動運転や医療用画像処理にも用いられる深層学習を、電子顕微鏡により撮影した鉄系高温超伝導材料のミクロ構造画像に応用することで、複雑なセラミックス材料のミクロ構造としては世界最高レベルの精度でモデル化できました。
 本研究は、東京農工大学、九州大学大学院総合理工学研究院の嶋田雄介准教授と共同で、科学技術振興機構(JST) 戦略的創造研究推進事業 CREST(「実験と理論・計算・データ科学を融合した材料開発の革新」領域、JPMJCR18J4)の一環として、日本学術振興会 科学研究費補助金の助成、文部科学省ナノテクノロジープラットフォーム事業の支援を一部受けて行ったものです。

◇詳細(全文)はこちら
https://www.kyushu-u.ac.jp/ja/researches/view/1055


【4】新たなC-スルホン化反応とプロスタサイクリン拮抗分子の
   発見
   ~免疫と酸化ストレス制御に関わる新たな代謝機構発見と
    新たな医薬品開発に期待~

 宮崎大学、九州大学大学院農学研究院寺本岳大助教、角田佳充教授らは、炭素原子にスルホン基を修飾する酵素反応(C-スルホン化)を世界で初めて発見し、その酵素反応メカニズムを解明しました。さらに、その標的基質の一つとして、プロスタグランジンを同定し、代謝産物がプロスタサイクリン受容体に対する拮抗作用を示すことを明らかにしました。

◇詳細(全文)はこちら
https://www.kyushu-u.ac.jp/ja/researches/view/1056


【5】黄麹菌細胞におけるmRNA生成メカニズムを世界で初解明
   ~発酵食品に欠かせない微生物、有用物質のさらなる
    生産量向上に期待~

 黄麹菌はでんぷん分解に重要な酵素であるアミラーゼを多量に作ることができます。そうした酵素はタンパク質の1種であり、タンパク質はmRNAから作られますが、黄麹菌の細胞内においてmRNAがどのように生成されるのかという分子メカニズムは明らかになっていませんでした。
 九州大学大学院農学研究院の樋口裕次郎准教授、竹川薫教授、生物資源環境科学府博士課程3年の守田湧貴氏、ならびにクイーンズランド大学の研究グループは、黄麹菌が有する主要なでんぷん分解酵素であるグルコアミラーゼの遺伝子であるglaAのmRNAを、生きた細胞内で可視化することに成功しました。

◇詳細(全文)はこちら
https://www.kyushu-u.ac.jp/ja/researches/view/1057


■ イベント ━━━━━━━━━━━━・・・・・‥‥‥………

 イベント開催日時等は、変更となることがあります。
詳細は随時本学Webサイトをご確認ください。

◇ 「第九」日本人初演100周年記念事業公開講演会②

 「歓喜の歌」あるいは「第九」として日本人に広く親しまれているベートーヴェン作曲の交響曲第9番は、1824年にウィーンで初めて演奏され、その100年後の1924年1月26 日に九州帝国大学フィルハーモニー会(現、九大フィル)が昭和天皇の御成婚を祝って有名な第4楽章を日本人で初めて演奏しました。今年2024年は「第九」初演から200年、日本人初演から100年にあたります。九州大学ではこれを記念して文化芸術に関する6回の公開講演会を開催いたします。
 第2回目は、「九大フィルの《第九》上演と「替え歌文化」~明治大正期日本のもうひとつの西洋文化受容」をテーマに、渡辺裕氏(東京大学名誉教授)にご講演いただきます。

・日  時:令和6年4月21日(日)14:00 ~ 15:30
・開催場所:ハイブリッド開催
      現地:九州大学病院キャンパス
         医学部百年講堂
      オンライン
・対  象:一般、高校生、小・中学生、在学生、教職員、その他
・定  員:無し
・参 加 費:無料
・申込方法:事前申し込みの必要あり
・申込締切:令和6年4月21日(日)   
・お問合せ先:「第九」日本人初演100周年記念事業事務局
【E-mail】dai9★jimu.kyushu-u.ac.jp
※メールアドレスの★を@に変更してください。

詳細はこちら↓
https://www.kyushu-u.ac.jp/ja/events/view/1735


■ お知らせ   ━━━━━━━━━━━━・・・・・‥‥‥……

【1】同窓会・サークル活動等で同窓生・教職員が
   無料で利用できるウェブサイトのご案内

 九州大学では、同窓生等の方々が「無料」で利用できる九州大学校友会ウェブサイトを提供しております。同窓生や教職員等を構成員とする様々なグループにご利用いただいております。
 各種行事のご案内、名簿管理、掲示板機能等により、グループの更なる活性化と、事務局(幹事)の方の負担軽減にお役立てください。

◇詳細はこちら
https://koyukai.kyushu-u.ac.jp/


【2】九州大学生涯メールアドレスサービス
   メール転送システム(@kyudai.jp)の
   登録情報更新のお願い

 メール転送サービスをご利用の皆様、ご愛顧いただきありがとうございます。
 ご利用の皆様におかれましては、有効なメールアドレスを転送先に設定してください。
 メールマガジンの受信が3回連続でエラーとなった場合、転送先メールアドレスが無効になっていると判断されアカウントが休止状態となり、6か月後に自動で退会となります。
 卒業や退職により転送先メールアドレスが無効になってしまう事象が多く発生しておりますので、可能な限り転送先は複数設定するか、全学基本メール以外のアドレスを利用されることをおすすめしています。

◇ログイン後、マイページより各種変更が行えます。
https://kyudai.jp/


※本メルマガは、原稿作成時点で確認できた九州大学HP内の記事等を担当にて編集のうえ掲載しております。
 HPの記事が多い場合等は、掲載を見送ることもございます。ご了承ください。


編集・発行:九州大学生涯メールアドレスサービス
※このメールは送信専用アドレスから配信しております。
 このメールアドレス宛に直接ご返信されても対応できませんのでご了承ください。