Qdai-mail Tsushin

20211221_Qdai-mail通信 第501号(水素エネルギーが未来を照らす)

   20211221Qdai-mail通信 第501号
(水素エネルギーが未来を照らす)
をお届けします。(令和3年12月21日配信)

新型コロナウイルスへの対応と九大広報の刊行について
本学Webサイトに掲載していますのでお知らせいたします。

◆新型コロナウイルス特設ページ
https://www.kyushu-u.ac.jp/ja/crisismanagement/riskmanagement/coronavirus/

◆九大広報123号
https://www.kyushu-u.ac.jp/ja/university/publicity/publications/magazine


予定していたイベント開催について、コロナ禍で変更することがあります。
変更は随時本学Webサイトに掲載いたします。

※本メルマガは、原稿作成時点で確認できた本学HP内の記事等を担当にて編集のうえ
 掲載しております。HPの記事が多い場合等は、掲載を見送ることもございます。
 ご了承ください。

(次回配信予定日:令和3年12月27日頃 ※諸事情により前後することがございます。)


      [12月14日現在のメールマガジン配信者数44,923人]

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◆トピックス……

1 水素エネルギーが未来を照らす

2 「社会課題の解決に向けたイノベーションの創出」
  〜株式会社九電工との組織対応型連携について〜

3 イタリア駐日大使一行が石橋総長を表敬訪問


◆九州大学プレスリリース……

1 生体分子モーターによる群れ運動を操る幾何法則を解明
  〜分子の群れの交通ルールでミクロな世界の物流を操る〜

2 遺伝子の転写の「伸長」場所は動きやすいことを発見
  〜生きた細胞の核の中で遺伝子が転写される場所のリアルタイム可視化に成功〜

3 海洋微生物のDHA生合成系の解明
〜サスティナブルなn-3高度不飽和脂肪酸の生産が可能に〜

4 細胞が基板表面に接着する「瞬間」を高時空間分解能で捉えることに成功
  〜ナノサイズの線維状構造体を放射状に出し、細胞が自らを仮留めする〜


◆イベント……

1 【学内向け】男女共同参画推進室 睦月ランチタイム交流会
  〜新型コロナ禍でこころの健康を保つために〜


2 第33回 九州大学 アジア・オセアニア研究教育機構(Q-AOS)
  Brown Bag Seminar Series 「近年の日本語・韓国語起源論と農耕の拡散」 


◆お知らせ…………

1 九州大学基金からのお知らせ

2 同窓会・サークル活動等で同窓生・教職員が無料で利用できる
  ウェブサイトのご案内

3 九州大学生涯メールアドレスサービス
  メール転送システム(@kyudai.jp)の登録情報更新のお願い


■ トピックス ━━━━━━━━━━━━・・・・・‥‥‥………

【1】水素エネルギーが未来を照らす

 「次の世代へつなぐには、環境に優しい、いわゆる『グリーン技術』の発展が
重要であり、太陽光や風力、波力などを利用した再生可能エネルギーは
非常に優れた選択肢です」と、九州大学エネルギー研究教育機構の林灯教授は
指摘します。
 「ただ、これらのエネルギー源は常に需要に対応できるわけではないため、
エネルギーの貯蔵が必要です。短期間の貯蔵には充電式電池が有効で、長期的には、
そのエネルギーを水素に変換する方法もあります」。
 水素エネルギー研究を牽引してきた九州大学で林教授は、この技術の肝である
水素燃料電池の電極触媒の改善を研究の柱としています。

◇詳細(全文)はこちら
https://www.kyushu-u.ac.jp/ja/research/close-up/akari-hayashi


【2】「社会課題の解決に向けたイノベーションの創出」
   〜株式会社九電工との組織対応型連携について〜

 九州大学は株式会社九電工との間で、「社会課題の解決に向けたイノベーションの
創出」において、組織対応型連携契約を令和3年12月10日に締結しましたので、
お知らせします。
 本契約の締結により、まずは「再生エネルギーと蓄電池等を組み合わせた
需要家向けのカーボンニュートラルシステムの構築」や、「ロボット技術を活用した
設計・施工・計測等の高度化と省力化」のテーマに着手する予定です。
今後は更に計画・設計・研究開発分野での連携協力の幅を広め、互いのリソースを
生かした新たな共生モデルの構築を目指します。

◇詳細(全文)はこちら
https://www.kyushu-u.ac.jp/ja/topics/view/1717


【3】イタリア駐日大使一行が石橋総長を表敬訪問

 令和3年11月29日(月)、在日イタリア大使館より、
Gianluigi Benedetti(ジャンルイジ・ベネデッティ)駐日大使、
Enrico Traversa(エンリコ・トラヴェルサ)科学技術担当官、
在大阪イタリア総領事館よりMarco Prencipe(マルコ・プレンチペ)総領事が
石橋総長を表敬されました。
 九州大学からは荒殿理事・副学長、久枝理事・副学長、河野理事・副学長、
松本副所長(カーボンニュートラル・エネルギー国際研究所)、
許斐教授(国際戦略企画室)、Cesana准教授(マス・フォア・インダストリ研究所)
も出席し、イタリア政府の科学研究政策や今後の九州大学との交流について
意見交換を行いました。

◇詳細(全文)はこちら
https://www.kyushu-u.ac.jp/ja/topics/view/1718


■ 九州大学プレスリリース ━━━━━━━━━━━━・・・・・‥‥‥………

【1】生体分子モーターによる群れ運動を操る幾何法則を解明
   〜分子の群れの交通ルールでミクロな世界の物流を操る〜

 九州大学大学院理学研究院の前多裕介准教授、理学府修士課程の荒木駿也大学院生、
博士課程の別府航早大学院生らの研究グループは、北海道大学等の研究グループと共に、
生体分子モーターによって運動する細胞骨格タンパク質の群れを交通整理する
新たなルールを見出し、このルールを利用して細胞内にみられるような
細胞骨格の壁構造を作り出すことに初めて成功しました。

◇詳細(全文)はこちら
https://www.kyushu-u.ac.jp/ja/researches/view/702/


【2】遺伝子の転写の「伸長」場所は動きやすいことを発見
   〜生きた細胞の核の中で遺伝子が転写される場所のリアルタイム可視化に成功〜

 東京工業大学は、九州大学生体防御医学研究所の大川恭行教授との共同研究により、
遺伝子のRNAへの転写を担う酵素であるRNAポリメラーゼIIの活性化型を、
生きた細胞の核の中で可視化する蛍光プローブの開発に成功しました。

◇詳細(全文)はこちら
https://www.kyushu-u.ac.jp/ja/researches/view/703/


【3】海洋微生物のDHA生合成系の解明
 〜サスティナブルなn-3高度不飽和脂肪酸の生産が可能に〜

 DHAやEPAなどのn-3高度不飽和脂肪酸(n-3PUFA)の栄養学的、医学的効果が示され、
その世界的需要は近年急増しています。n-3PUFAは、現在、カタクチイワシ等の
海産魚から製造されていますが、近い将来その需要が供給を上回ることが懸念され、
魚資源の保護のためにもサスティナブルなn-3PUFA生産法の開発が強く望まれています。
 意外なことに海産魚自身はn-3PUFAを生合成できず、食物連鎖4でn-3PUFAを
体内に蓄積します。n-3PUFAの真の生産者は海洋に生息する微生物と考えられていて、
その有力候補の1つが迷宮(ラビリンス)を語源とする海洋微生物ラビリンチュラです。
従来、ラビリンチュラはポリケチド様酵素複合体でDHAを合成すると考えられて
いましたが、九州大学大学院農学研究院の伊東信特任教授、宮崎大学等の
研究グループは日本水産(株)との共同研究で海洋微生物ラビリンチュラの
新しいDHA生合成系を解明しました。

◇詳細(全文)はこちら
https://www.kyushu-u.ac.jp/ja/researches/view/701/


【4】細胞が基板表面に接着する「瞬間」を高時空間分解能で捉えることに成功
   〜ナノサイズの線維状構造体を放射状に出し、細胞が自らを仮留めする〜

 九州大学先導物質化学研究所の有馬祐介准教授、玉田薫主幹教授、
Shi Ting Lee学術研究員等の研究グループは、均一に自己組織化された金ナノ粒子
からなる「プラズモンメタ表面」を用いて、細胞が接着し始める初期の挙動を
ナノの解像度でリアルタイム観察することに成功しました。その結果、
細胞が「線維状」の構造体を「放射状」に出して基板に自らを仮留めした後、
成熟した接着斑構造へと形態を変化させていくことを突き止めました。
 この現象は細胞接着性の低い基板上でのみ観察され、すなわち細胞が
接着のごく初期段階で、足場となる人工物の表面の特性を捉えていた証拠になります。

◇詳細(全文)はこちら
https://www.kyushu-u.ac.jp/ja/researches/view/705


■ イベント ━━━━━━━━━━━━・・・・・‥‥‥………

【1】【学内向け】男女共同参画推進室 睦月ランチタイム交流会
    〜新型コロナ禍でこころの健康を保つために〜

 男女共同参画推進室では、奇数月に、学内の男女を問わず研究者・職員の方々が
気軽に参加できるランチタイム交流会を開催しています。
 今回は新型コロナ禍で生じているこころの健康問題について中尾智博先生に
お話を伺います。
 みなさまのご参加をお待ちしております。

・日  時:令和4年1月17日(月)12:10 〜 13:00
・開催場所:オンライン(Zoom)
・対  象:在学生、教職員
・定  員:無し
・参 加 費:無料(事前申し込みの必要あり)
・申込締切:無し(当日参加可能)
・お問合せ先:九州大学男女共同参画推進室
【電話】092-802-2034
【E-mail】event★danjyo.kyushu-u.ac.jp
※メールアドレスの★を@に変更してください。
詳細はこちら↓
https://danjyo.kyushu-u.ac.jp/notice/e_view.php?cId=2884&


【2】第33回 九州大学 アジア・オセアニア研究教育機構(Q-AOS)
   Brown Bag Seminar Series 「近年の日本語・韓国語起源論と農耕の拡散」

 九州大学アジア・オセアニア研究教育機構(Q-AOS)では
「Brown Bag Seminar Series」を4月から毎週水曜日のランチタイムに開催しています。
本学のアジア・オセアニア地域やSDGsに関連する最新の研究活動を多くの方に
知っていただき、異分野研究ネットワークや交流やきっかけの場を提供できればと
思います。どなたでも気軽に御参加いただける内容となっております。
途中参加、途中退室もOKです。皆様の御参加をお待ちしております。

・日  時:令和3年12月22日(水)12:10 〜 12:50
・開催場所:オンライン(Zoom Webinar)
・対  象:一般、高校生、在学生、教職員、その他
・定  員:先着 500名
・参 加 費:無料(事前申し込みの必要あり)
・申込締切:令和3年12月22日(水)
・お問合せ先:九州大学Q−AOS事務局
【電話】092-802-2603
【E-mail】aoevent★jimu.kyushu-u.ac.jp
詳細はこちら↓
https://www.kyushu-u.ac.jp/ja/events/view/1101


■ お知らせ   ━━━━━━━━━━━━・・・・・‥‥‥……

【1】九州大学基金からのお知らせ

1)「第1回九州大学基金セミナー」を配信します!

 このたび、三井住友信託銀行の協力を得て、「第1回九州大学基金セミナー」と題し、
以下のテーマでセミナーを配信しますのでお知らせします。
今回は、三井住友信託銀行の主任財務コンサルタントが、相続や遺贈のポイントを
分かりやすくご説明します。
 コンテンツ配信となっておりますので、どなたでも、いつでもご都合の良い時に
ご覧いただけます。

 第1回九州大学基金セミナー
 1.テーマ:相続/遺贈セミナー 〜円滑な相続に向けて〜
 2.配信時期:令和3年12月14日(火)〜半年程度
 3.配信方法:九州大学基金HP上でのコンテンツ配信
 4.対象:どなたでも参加視聴可能です。

【視聴先URL】
https://kikin.kyushu-u.ac.jp/news/view.php?cId=1491&mode=1

九州大学基金セミナーでは、教職員、九大会員、同窓生並びに一般の方々を対象に、
寄附に関する様々な情報を定期的に発信していく予定です。

少しでも皆様のお役に立ちましたら幸いです。
是非、ご覧ください。

2)九大会員特典提携先「博多座」からのお知らせ

博多座の1月公演『SLAPSTICKS』と『ガラスの動物園』について、
九大会員特別価格でご予約いただけます。

◆特典詳細はこちら(『SLAPSTICKS』)
https://kikin.kyushu-u.ac.jp/news/view.php?cId=1486&r_search=&mode=1&page=1

◆特典詳細はこちら(『ガラスの動物園』)
https://kikin.kyushu-u.ac.jp/news/view.php?cId=1484&r_search=&mode=1&page=1

◆その他九大会員の特典はこちら
https://kikin.kyushu-u.ac.jp/contribution/benefits.php#a

◆九大会員のお申込みはこちら
https://kikin.kyushu-u.ac.jp/contribution/benefits.php


【2】同窓会・サークル活動等で同窓生・教職員が無料で利用できる
   ウェブサイトのご案内

 九州大学では、同窓生等の方々が「無料」で利用できるウェブサイトを
提供しております。同窓生や教職員等を構成員とする様々なグループに利用
いただいております。(令和3年12月20日現在 212グループ)
各種行事のご案内、名簿管理、掲示板機能等により、
グループの更なる活性化と、事務局(幹事)の方の負担軽減にお役立てください。
今なら「先着」で「九大百年の手ぬぐい」をプレゼントします!
数には限りがありますので、お早めにお申込みください。

◇詳細はこちら
https://koyukai.kyushu-u.ac.jp/


【3】九州大学生涯メールアドレスサービス 
   メール転送システム(@kyudai.jp)の登録情報更新のお願い

 生涯メールアドレスサービス(メール転送サービス)の登録情報の更新をお願いします。
 
 メール転送サービスをご利用の皆様、ご愛顧いただきありがとうございます。
転送先不明により、3回連続メールマガジンの受信ができないと、
本サービスの利用が出来なくなりますのでご注意願います。
 ご利用の皆様におかれましては、転送先のメールアドレスに変更が生じた場合には
更新をお願いします。
ご不明な点がございましたらお気軽にご連絡ください。

◇転送先メールアドレスの変更はこちら
https://kyudai.jp/user_edit.cgi


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編集・発行:九州大学生涯メールアドレスサービス
https://kyudai.jp/index.php