20230130_Qdai-mail通信 第543号(未来社会デザイン統括本部 座談会)
20230130Qdai-mail通信 第543号
(未来社会デザイン統括本部 座談会)
をお届けします。(令和5年1月30日配信)
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◆九州大学基金からのお知らせ……
これからの九大に 九大生の未来に あなたの力を
◆トピックス……
1 未来社会デザイン統括本部 座談会
2 火災から見えた文化遺産の真実性:パリ・ノートルダム大聖堂と首里城
3 里見隆治経済産業大臣政務官が九州大学伊都キャンパスを視察
◆九州大学研究成果……
1 局所麻酔薬の安全な最大使用量を示す新ルールを提案
~小児の歯科治療・口腔外科手術の安全性向上に期待~
2 狭い石の隙間の創出はウナギの定着を促し、栄養状態を高める
~失われた汽水域の隠れ家の効果的な創出を目指して~
3 大腸癌浸潤先進部癌微小環境における情報交換を1細胞レベルで解明
~大腸癌に対する新たな免疫チェックポイント阻害剤に向けた一歩~
4 アフリカの栽培イネが芒(のぎ)を失った理由
~アジアとアフリカで異なる遺伝子の選抜が起きたことを解明~
5 体内時計が安定して機能するメカニズムを新たに提案
~体積変化が温度変化の影響を相殺している可能性~
6 酸化物系全固体電池の低温焼結製造と繰り返し作動に成功
~世界初 高容量・低コストな全固体電池の実現に前進~
◆同窓会だより……
◇ 九州大学女子卒業生の会「松の実会」総会・講演会・交流会のお知らせ
◆イベント……
1 糸島市公開講座のお知らせ「幸福の視点から考える未来のデザイン」
2 【市民向けサイバーセキュリティ公開講座】せきゅトーク2023 in 福岡
3 人社系協働研究・教育コモンズ オムニバスセッション「知の形成史 #6」
◆お知らせ………
1 同窓会・サークル活動等で同窓生・教職員が無料で利用できる
ウェブサイトのご案内
2 九州大学生涯メールアドレスサービス
メール転送システム(@kyudai.jp)の登録情報更新のお願い
■ 九州大学基金からのお知らせ ━━━━━━━━━━━━・・・・・‥‥‥………
これからの九大に 九大生の未来に あなたの力を
九州大学基金では、みなさまからの温かいご支援をお待ちしています。
いただいた貴重なご寄附は、学生に対する経済支援や教育研究活動に対する
支援などに、有効かつ大切に活用させていただきます。
また、一定額以上を寄附いただいた方には、九大会員制度をはじめとする
様々な特典や顕彰をご用意しています。
詳しくは九州大学基金ホームページをご覧ください。
https://kikin.kyushu-u.ac.jp/
■ トピックス ━━━━━━━━━━━━・・・・・‥‥‥………
【1】未来社会デザイン統括本部 座談会
世界に溢れる複雑で解決が困難な社会的課題。九州大学は、自然科学系と
人文社会科学系、さらにはデザイン系を加えた知による「総合知」でそれらの
課題を解決し、社会変革を牽引する大学になることを目指しています。
そのための方向性や方針を示す「九州大学VISION 2030」で掲げた構想実現の
柱となるのが、未来社会デザイン統括本部(FS本部)とデータ駆動イノベーション
推進本部(DX本部)です。両本部のキックオフシンポジウムが、このたび開催されました。
どんな未来をデザインするか、そのためにいま私たちに何ができるか。FS本部の
副本部長である荒殿理事・プロボストが、本シンポジウムのポスターセッションの
受賞者とともに語りました。
◇詳細(全文)はこちら
https://www.kyushu-u.ac.jp/ja/topics/view/1887
【2】火災から見えた文化遺産の真実性:パリ・ノートルダム大聖堂と首里城
ヨーロッパの中心で発生した火災は、人々の心に深い傷を残すと同時に、文化遺産に
関する真実性の議論を巻き起こす契機にもなりました。パリ・ノートルダム大聖堂の
火災の後、焼けた瓦礫の一部がインターネットで売りに出されたことがありました。
専門家はそれが偽物であると断定したのですが、真実性(オーセンティシティー)とは、
本物であるか否か、を判定するものです。
九州大学大学院法学研究院の河野俊行主幹教授とフランスの専門家たちは、脚光を
浴びることとなった真実性を、焼け落ちた尖塔や小屋組みだけではなく、大聖堂全体の
問題として捉えています。パリ・ノートルダム大聖堂の復元が完了した暁の真実性とは
どのようなものなのでしょうか。
◇詳細(全文)はこちら
https://www.kyushu-u.ac.jp/ja/topics/view/1853
【3】里見隆治経済産業大臣政務官が九州大学伊都キャンパスを視察
令和4年12月22日(木)、里見隆治経済産業大臣政務官が九州大学
伊都キャンパスを視察されました。
視察を通じ、九州大学の脱炭素社会の実現に向けた取組はもちろん、
「総合知で社会変革を牽引する大学」を実現するための様々な取組に、
強い期待を寄せられました。
◇詳細(全文)はこちら
https://www.kyushu-u.ac.jp/ja/topics/view/1890
■ 九州大学研究成果 ━━━━━━━━━━━━・・・・・‥‥‥………
【1】局所麻酔薬の安全な最大使用量を示す新ルールを提案
~小児の歯科治療・口腔外科手術の安全性向上に期待~
九州大学大学院歯学研究院の一杉岳講師、および東京女子医科大学は、
世界中の麻酔薬の最大推奨用量に準ずる基準を見直し、日本の小児歯科治療に適した
局所麻酔薬の安全な最大推奨用量(maximum recommended dose)を麻酔薬の種類を
問わず簡単に求められる「体重6kg 毎に歯科麻酔薬の注射を半分ずつ増やす」ルール、
HC/6 ルール(Half Cartridge/6 kg ルール)を新たに提案しました。
◇詳細(全文)はこちら
https://www.kyushu-u.ac.jp/ja/researches/view/864
【2】狭い石の隙間の創出はウナギの定着を促し、栄養状態を高める
~失われた汽水域の隠れ家の効果的な創出を目指して~
九州大学大学院農学研究院の大戸夢木学術研究員(現水産研究・教育機構水産
大学校)、坂上嶺学術研究員(現北海道立総合研究機構)、望岡典隆特任教授、
同生物資源環境科学府博士後期課程3年の松重一輝大学院生(現同農学研究院助教)、
北九州市立自然史・歴史博物館、全国内水面漁業協同組合連合会からなる研究チームは、
福岡県福津市西郷川の汽水域での調査をもとに、石倉カゴと呼ばれる石積み漁具に
集まるニホンウナギは、内部に狭い浮石間隙がある場合に中長期的に
定着しやすいだけでなく、定着を通じて肥満度を向上させることを発見しました。
◇詳細(全文)はこちら
https://www.kyushu-u.ac.jp/ja/researches/view/866
【3】大腸癌浸潤先進部癌微小環境における情報交換を1細胞レベルで解明
~大腸癌に対する新たな免疫チェックポイント阻害剤に向けた一歩~
大腸癌浸潤先進部の大腸癌の増殖能・浸潤能・免疫寛容に関与する新たな仕組みを
解明しました。九州大学別府病院外科の三森功士教授、九州大学大学院医学系学府
博士課程4年の大里祐樹、名古屋大学の研究グループは、Publicのアジア人
大腸癌患者(23名)のシングルセルRNAシーケンス(scRNA Seq)とアジア人大腸癌患者
(1名)の空間的転写産物解析(VISIUM)を用いて統合解析を実施し、1細胞レベルで
大腸癌の浸潤先進部での現象を明らかにしました。
◇詳細(全文)はこちら
https://www.kyushu-u.ac.jp/ja/researches/view/869
【4】アフリカの栽培イネが芒(のぎ)を失った理由
~アジアとアフリカで異なる遺伝子の選抜が起きたことを解明~
東北大学、名古屋大学、九州大学そのほかの共同研究チームは、栽培化の過程で
アフリカイネが芒(のぎ、種子先端にできる突起状構造物)を失う原因となった
遺伝子変異を同定しました。
◇詳細(全文)はこちら
https://www.kyushu-u.ac.jp/ja/researches/view/870
【5】体内時計が安定して機能するメカニズムを新たに提案
~体積変化が温度変化の影響を相殺している可能性~
東京工業大学、九州大学大学院芸術工学研究院の伊藤浩史准教授らの研究チームは、
化学反応を利用した疑似的な体内時計を考え、そのモデル化および理論解析を通じて、
生物学の大きな問題の一つである体内時計の温度補償性を説明する新しいメカニズムを
提案しました。
◇詳細(全文)はこちら
https://www.kyushu-u.ac.jp/ja/researches/view/871
【6】酸化物系全固体電池の低温焼結製造と繰り返し作動に成功
~世界初 高容量・低コストな全固体電池の実現に前進~
九州大学大学院総合理工学府博士課程3年(兼 株式会社デンソー環境NS開発部)の
林真大氏、九州大学大学院総合理工学研究院の渡邉賢准教授、島ノ江憲剛教授らの
研究グループは酸化物固体電解質の1種であるLi₇La₃Zr₂O12(LLZ)において、
焼結温度を750℃まで低温化(従来790 -1230℃)することに成功しました。
◇詳細(全文)はこちら
https://www.kyushu-u.ac.jp/ja/researches/view/872
■ 同窓会だより ━━━━━━━━━━━━・・・・・‥‥‥………
各同窓会のイベントについて周知します。
各会のメンバー(会員)を対象としたイベントです。
対象/参加資格等、詳しくは各お問合せ先にご確認下さい。
◇ 九州大学女子卒業生の会「松の実会」総会・講演会・交流会のお知らせ
当会は、1967年に創設された九州大学および大学院を卒業した女子の同窓会で、
毎年総会・講演会を開催しています。
今年は、「文化財への思い」をテーマに国立博物館長の島谷弘幸氏にご講演
いただきます。お茶とケーキをいただきながらの交流会もあり。
学部もさまざま世代を超えたフラットな同窓会です。「存在を知らなかった」方も
「会費払ったことない」方もOKです。どうぞお気軽にご参加ください。
・日 程:令和5年2月18日 (土) 13:30 ~ 16:00
・会 場:福岡リーセントホテル2階 舞鶴の間
・定 員:100名
・参 加 費:2,000円
・申込方法:Googleフォームから参加登録の後、お振込ください。
https://forms.gle/fkDzxStLBFQdAkfJ7
【振込口座番号】 ゆうちょ銀行 一七九(イチナナキュウ)
当座 0036085 加入者名 九州大学女子卒業生の会
・お問合せ先:九州大学松の実会
【電話】092-739-1516
【E-mail】 matunomi★abelia.ocn.ne.jp
※メールアドレスの★を@に変更してください。
詳細はこちら↓
https://koyukai.kyushu-u.ac.jp/alumni/24
■ イベント ━━━━━━━━━━━━・・・・・‥‥‥………
イベント開催日時等は、変更となることがあります。
詳細は随時本学Webサイトをご確認ください。
【1】糸島市公開講座のお知らせ「幸福の視点から考える未来のデザイン」
糸島市では、市民の皆さんと大学をつなぐ「いこっか事業」を実施しています。
今回「いこっか事業」のひとつとして、九州大学の先生による公開講座を開催します。
第1部 講演会
経済的な豊かさだけを追求するのではなく、自然の中での豊かな時間を大切に
するなど、新しい価値観を持つ時代へ転換する必要性についてお話します。
第2部 意見交換会
「糸島市の自然や文化を守りつつ、経済成長するには」をテーマに、
九州大学の学生や地元高校生も交えて、グループに分かれて意見交換を
行います。
※意見交換会は、聴講のみの参加も可能です。
講師 九州大学アジア・オセアニア研究教育機構研究推進部門 准教授 田中俊徳先生
・日 時:令和5年2月11日(土・祝)13:30 ~ 15:00(会場受付 13:00~)
・開催場所:糸島市役所 新館5階1号会議室、またはオンライン(Zoom)
・対 象:高校生以上ならどなたでも参加できます
・定 員:会場30名、オンライン100名(いずれも先着順)
・参 加 費:無料
・申込方法:事前申し込みの必要あり
・申込締切:令和5年2月5日(日)
・お問合せ先:糸島市経済振興部学研都市づくり課大学連携推進係
(担当 徳永・吉岡・戸川)
【電話】092-332-2079
【E-mail】gakkentoshi★city.itoshima.lg.jp
※メールアドレスの★を@に変更してください。
申し込み方法など詳細はこちら↓
https://www.city.itoshima.lg.jp/s045/010/080/020/20220302090539.html
【2】【市民向けサイバーセキュリティ公開講座】せきゅトーク2023 in 福岡
=個人、組織を狙うサイバー攻撃からどのように身を守るか?=
九州大学サイバーセキュリティセンターでは、インターネットの発展・進化に伴い
身近に迫るサイバー犯罪の脅威やその対策について、事例をもとに専門家による
市民向けの公開講座を実施しています。
・日 程:令和5年2月5日(日) 13:30 ~ 16:30
・開催場所:リファレンス駅東ビル 3階 会議室H-1
・対 象:一般、高校生、在学生、教職員、その他
・定 員:先着 40名
・参 加 費:無料
・申込方法:事前申し込みの必要あり
・申込締切:令和5年2月3日(金)
・お問合せ先:九州大学 サイバーセキュリティセンター
【電話】092-802-2661
【E-mail】event★iii.kyushu-u.ac.jp
※メールアドレスの★を@に変更してください。
詳細はこちら↓
https://www.kyushu-u.ac.jp/ja/events/view/1395
【3】人社系協働研究・教育コモンズ オムニバスセッション「知の形成史 #6」
本シリーズでは、毎回人社系の先生をお呼びして、具体的な研究のお話をうかがい
ながら、いま一度それぞれの領域の「出来(いでき)はじめ」を紐解きつつ、
現在の学問が時代や社会に何を要求されているのか、そして何ができるのかを考えます。
・日 程:令和5年2月28日(火) 15:00 ~ 16:30
・開催場所:九州大学 伊都キャンパス E-C-203会議室、オンライン(Zoom)
・対 象:一般、在学生、教職員、その他
・定 員:無し ※ 対面の定員は50名
・参 加 費:無料
・申込方法:事前申し込みの必要あり
・申込締切:令和5年2月24日(金)
・お問合せ先:九州大学人社系協働研究・教育コモンズ
【E-mail】enquiry-commons★cmns.kyushu-u.ac.jp
詳細はこちら↓
https://www.kyushu-u.ac.jp/ja/events/view/1393
■ お知らせ ━━━━━━━━━━━━・・・・・‥‥‥……
【1】同窓会・サークル活動等で同窓生・教職員が無料で利用できる
ウェブサイトのご案内
九州大学では、同窓生等の方々が「無料」で利用できる九州大学校友会ウェブサイト
を提供しております。同窓生や教職員等を構成員とする様々なグループにご利用
いただいております。
各種行事のご案内、名簿管理、掲示板機能等により、
グループの更なる活性化と、事務局(幹事)の方の負担軽減にお役立てください。
今なら「先着」で「九大百年の手ぬぐい」をプレゼントします!
数には限りがありますので、お早めにお申込みください。
◇詳細はこちら
https://koyukai.kyushu-u.ac.jp/
【2】九州大学生涯メールアドレスサービス
メール転送システム(@kyudai.jp)の登録情報更新のお願い
メール転送サービスをご利用の皆様、ご愛顧いただきありがとうございます。
ご利用の皆様におかれましては、有効なメールアドレスを転送先に設定してください。
メールマガジンの受信が3回連続でエラーとなった場合、転送先メールアドレスが
無効になっていると判断されアカウントが休止状態となり、6か月後に自動で退会と
なります。
卒業や退職により転送先メールアドレスが無効になってしまう事象が多く発生して
おりますので、可能な限り転送先は複数設定するか、全学基本メール以外のアドレスを
利用されることをおすすめしています。
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https://kyudai.jp/
※本メルマガは、原稿作成時点で確認できた本学HP内の記事等を担当にて編集のうえ
掲載しております。HPの記事が多い場合等は、掲載を見送ることもございます。
ご了承ください。
編集・発行:九州大学生涯メールアドレスサービス
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