Qdai-mail通信

20240630_Qdai-mail通信 第594号(QS世界大学ランキング2025の結果が発表されました)

  20240630 Qdai-mail通信 第594号
  (QS世界大学ランキング2025の結果が
   発表されました)をお届けします。
  (令和6年6月30日配信)


■ 九州大学基金からのお知らせ ━━━━━━━━━━━━・・・・・‥‥‥………

◇ 九州大学基金では、みなさまからの
  温かいご支援をお待ちしています

 いただいた貴重なご寄附は、学生に対する経済支援や教育研究活動に対する支援などに、有効かつ大切に活用させていただいております。
 引き続き皆さまからのご支援、どうぞよろしくお願いいたします。
 
 なお、九州大学基金へのご寄附は確定申告をすることで税制上の優遇措置を受けることができ(※)、一定額以上を寄附いただいた方には、九大会員制度をはじめとする様々な特典や顕彰をご用意しています。
 ※日本国内居住の方が対象となります。法人は寄附金全額損金算入することができます。

 詳しくは九州大学基金ホームページをご覧ください。
 https://kikin.kyushu-u.ac.jp/

 また、ホームページでは寄附のメニュー紹介のほか、支援を受けた学生や研究者等の声、実際にご寄附頂いた寄附者の声も随時掲載しています。

 SNSでも日々の基金の活動など発信しております。
 ぜひフォロー・いいね!をお願いします!

Instagram:https://www.instagram.com/kyudaikikin/
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X:https://twitter.com/kyudaikikin


■ トピックス ━━━━━━━━━━━━・・・・・‥‥‥………

【1】QS世界大学ランキング2025の結果が発表されました
 
 6月5日に「QS世界大学ランキング2025」が発表され、九州大学は167位にランクインしました。
 これは、今回ランク付けされた100ヶ国以上にわたる世界中の大学をはじめとした高等教育機関1,503校のうち、上位15%以内の位置づけです。
 また、国内大学の中では九州大学は、第7位につけています。
 
◇詳細(全文)はこちら
https://www.kyushu-u.ac.jp/ja/topics/view/2105


【2】「九州地区国立大学九重共同研修所」及び
   「九州大学九重研修所(山の家)」の利用案内
   
 「九州地区国立大学九重共同研修所」及び「山の家」は、大分県玖珠郡九重町に所在する、九州大学の学生・教職員等が利用できる研修施設です。
 研修室、体育館、宿泊棟などの充実した研修施設を備え、豊かな自然に囲まれた静かな環境をご提供しています。ゼミ合宿、サークル活動、研修会、交流会、保養などに是非ご利用ください。
 
◇利用対象者など詳細(全文)はこちら
https://www.kyushu-u.ac.jp/ja/notices/view/2702


【3】金谷晴一教授が田中貴金属記念財団2023年度
   「貴金属に関わる研究助成金」
   Umekichi Tanaka Awardを受賞
   九州大学大学院システム情報科学研究院 金谷晴一教授

 3月31日、九州大学大学院システム情報科学研究院金谷晴一教授は、2023年度「貴金属に関わる研究助成金」で、Umekichi Tanaka Awardを受賞しました。
 金谷教授は「電磁波遮蔽機能付ボンディングワイヤに関する研究」で受賞。この研究は、貴金属を含んだ磁性薄膜をワイヤボンディングの表面にコーティングすることで、合金構造から高周波での渦電流損失を低減し、電磁波遮蔽性能を向上させるものです。貴金属の新たな材料分野への拡張可能性が高く評価され、受賞へつながりました。
 
◇詳細(全文)はこちら
https://www.kyushu-u.ac.jp/ja/notices/view/2693


【4】小江誠司教授が田中貴金属記念財団2023年度
   「貴金属に関わる研究助成金 」Gold Awardを受賞
   九州大学大学院工学研究院 小江誠司教授

 3月29日、九州大学大学院工学研究院小江誠司教授は、2023年度「貴金属に関わる研究助成金」で、Gold Awardを受賞しました。
 小江教授は「貴金属水素エネルギー電子キャリアの開発」に関する研究で受賞。次世代エネルギーの一つである水素の生成やエネルギーキャリアへの変換とその利用において、革新的な技術の創出が求められています。本研究の目的は、貴金属(Ir, Rh, Pd, Ru)錯体を用いて、温和な条件で水素から電子を抽出し、必要な時に電子の直接利用を可能にする水素由来の電子担体の創成と電子還元反応への展開です。

◇詳細(全文)はこちら
https://www.kyushu-u.ac.jp/ja/notices/view/2695


【5】日本初!グリーンエネルギーとIoTを活用した
   エビ養殖に挑戦
   ~NEDO「脱炭素化・エネルギー転換に資する
    我が国技術の国際実証事業」の実証運転を
    7月より開始~

 裕幸計装株式会社、九州大学、工学院大学、株式会社インターネットイニシアティブ(以下IIJ)は、ベトナムにおける環境汚染の原因のひとつであるエビ養殖汚泥を活用し、温室効果ガス削減や電力の安定供給などを目指す「省エネ型エビ養殖統合システム」を開発し、その実証運転を開始します。本実証は、裕幸計装株式会社が新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の「脱炭素化・エネルギー転換に資する我が国技術の国際実証事業」の助成を受け、九州大学、工学院大学、IIJが委託先として参画し、実施するものです。
 
◇詳細(全文)はこちら
https://www.kyushu-u.ac.jp/ja/notices/view/2701


【6】ネーミングライツパートナー募集について
 
 九州大学では、九州大学及び地域の活性化に資するほか、民間事業者と連携する機会を拡大するとともに、新たな財源を確保し、健全で安定した財政基盤を確立することを目的として、九州大学が所有する施設のネーミングライツパートナーを募集します。

◇詳細(全文)はこちら
https://www.kyushu-u.ac.jp/ja/notices/view/2703


【7】新スーパーコンピュータシステム「玄界」を導入
   ~国内トップクラスの能力でデータ駆動型研究や
    オープンサイエンスを推進する~

 九州大学情報基盤研究開発センターは、2024年7月に稼働を開始するスーパーコンピュータシステムとして、富士通株式会社が提供したPCサーバ「PRIMERGY CX2550M7」シリーズを中核として構成されたスーパーコンピュータシステム「玄界」の導入を決定しました。本システムは、米国Intel社の最新CPUと、米国NVIDIA社の最新GPU H100を搭載し、総理論演算性能は約13PFLOPSを有する国内トップクラスの能力をもつシステムとなります。

◇詳細(全文)はこちら
https://www.kyushu-u.ac.jp/ja/notices/view/2699


■ 九州大学研究成果 ━━━━━━━━━━━━・・・・・‥‥‥………

【1】「農業×振動」:持続可能な振動農業技術に関する
   総説を発表
   ~振動を用いた害虫防除と栽培技術の確立を目指して~
    九州大学大学院理学研究院 立田晴記教授

 害虫の薬剤抵抗性の発達、環境に与える負荷、有機栽培や減農薬作物のニーズの高まりなどから、化学農薬のみに頼らない新たな害虫防除技術の確立が急務となっています。そこで九州大学大学院理学研究院、森林総合研究所、宮城県農業・園芸総合研究所、東北特殊鋼株式会社、電気通信大学、琉球大学、農業・食品産業技術総合研究機構(農研機構)の研究チームは、昆虫が振動や音に対する感覚を用いたコミュニケーションを繁殖や社会性維持などに利用していることに着目し、人為的な刺激として振動を伝えることで害虫の制御が可能であることを明らかにしてきました。具体的にはトマト、きのこなどを対象に、振動を用いて世界的な害虫として知られるコナジラミ類やキノコバエ類の密度制御が可能であること、加えて対象作物の増収効果が認められることを明らかにしています。

◇詳細(全文)はこちら
https://www.kyushu-u.ac.jp/ja/researches/view/1078


【2】核融合プラズマの新たな乱流遷移を発見
   ~核融合炉の革新的な運転シナリオの確立へ~
    九州大学応用力学研究所 木下稔基助教

 フュージョンエネルギーの実現には、磁場のカゴで高温のプラズマを保持し、核融合反応を起こす必要があります。ところが、プラズマ中に存在する不規則で微視的な揺らぎにより、プラズマが磁場のカゴから流れ出てしまいます。そのため、乱流の物理特性を理解し、それを抑制することは重要な課題です。九州大学応用力学研究所の木下稔基助教、核融合科学研究所、京都大学の研究グループは、大型ヘリカル装置(LHD)において、レーザーを用いた高精度計測により、特定の条件において乱流が抑制される現象を観測しました。さらに軽水素プラズマと重水素プラズマの比較実験およびスーパーコンピューターを用いたシミュレーションにより、乱流の抑制は乱流の種類が変化する際に起こることが明らかとなりました。

◇詳細(全文)はこちら
https://www.kyushu-u.ac.jp/ja/researches/view/1097


【3】オオクロバエは鳥インフルエンザウイルスを運ぶ
   ~今後の鳥インフルエンザ対策にはハエにも注目~
    九州大学大学院農学研究院 藤田龍介准教授

 高病原性鳥インフルエンザは世界的な問題となっており、2022年冬には国内でも大流行し、卵の価格が高騰するなど、大きな話題となりました。
 九州大学大学院農学研究院の藤田龍介准教授、同大学院比較社会文化研究院の舘卓司准教授らの研究グループは、2022年から2023年の冬シーズンに高病原性鳥インフルエンザが頻発した鹿児島県出水市において、冬に活動が活発なハエとウイルスの関係について調査しました。オオクロバエは冬季に活動が活発となるハエで、動物の死骸や糞を食べます。今回の調査では、感染した鳥の死骸や糞を食べたオオクロバエが、高病原性鳥インフルエンザを取り込んで飛び回っていることを明らかにしました。
 
◇詳細(全文)はこちら
https://www.kyushu-u.ac.jp/ja/researches/view/1096


【4】IgG4関連疾患の罹患臓器に浸潤し細胞傷害と
   臓器線維化に関わるT細胞とB細胞を同定
   ~臓器線維化と免疫グロブリンのクラススイッチに
    関与するT細胞の発見~
    九州大学大学院歯学研究院 前原隆講師

 IgG4関連疾患は、2001年に日本人によって初めて報告された新しい疾患概念であり、涙腺、唾液腺、膵臓、腎臓、胆管、後腹膜など全身のさまざまな臓器に腫瘤を形成する疾患です。高IgG4血漿と、罹患臓器へ多数のT細胞およびB細胞の浸潤ならびに特徴的な臓器線維化を認める全身性慢性炎症性疾患です。これまで、この疾患の罹患臓器における異常な免疫病態についての詳細は不明で、その解明が望まれていました。
 九州大学大学院歯学研究院の前原隆講師(当時 現・九州大学病院 顎口腔外科講師)、古賀理紗子医員、川野真太郎教授、長崎国際大学、ハーバード大学の共同研究グループは、本研究により、罹患臓器に浸潤する全T細胞とB細胞を1細胞レベルで詳細に解析できたことで、IgG4関連疾患の実際に免疫応答が起こっている罹患臓器における病因T細胞群とB細胞群を世界で初めて明らかにしました。

◇詳細(全文)はこちら
https://www.kyushu-u.ac.jp/ja/researches/view/1098


【5】地球の歴史を調べるための新たな化石研究法
   ~肉眼では見えない放散虫化石を
    安全に岩石から取り出す手法を開発~
    九州大学大学院理学研究院 尾上哲治教授

 海生の動物プランクトンであり、原生動物の一群の放散虫と呼ばれる大きさ0.1〜0.5ミリの海洋性動物プランクトンは、化石として残りやすく、地球と生命の歴史の理解に大きく貢献してきました。岩石から放散虫化石を抽出するために、従来はフッ化水素酸が利用されてきました。しかしこの酸は、環境や人体への影響が懸念されるため、法令により管理や使用が厳しく規制されています。九州大学大学院理学研究院の尾上哲治教授の研究グループは、フッ化水素酸に代わる薬品として、低濃度(4%)の水酸化ナトリウム溶液を用いて、チャートと呼ばれる岩石から放散虫化石を取り出す手法を開発しました。

◇詳細(全文)はこちら
https://www.kyushu-u.ac.jp/ja/researches/view/1082


■ イベント ━━━━━━━━━━━━・・・・・‥‥‥………

 イベント開催日時等は、変更となることがあります。
詳細は随時九州大学Webサイトをご確認ください。

【1】【学内向け】RIAMフォーラム2024

 九州大学応用力学研究所(RIAM)は、力学とその応用に関する科学的に重要性の高い先端的課題と、現在の人類社会にとっての重要課題である地球環境問題とエネルギー問題に取組んでいます。本研究所では、最近の研究成果や今後の活動計画に関する情報発信の場として年1回のRIAMフォーラムを開催しており、2024年度もハイブリッド開催となります。

・日  時:令和6年7月4日(木)10:00 ~ 16:20
・開催場所:ハイブリッド開催
      現地:九州大学筑紫キャンパス
総合研究棟(C-CUBE)1階 筑紫ホール
      オンライン:Zoom
・対  象:在学生、教職員
・定  員:先着 85名
      ※現地35名、オンライン50名程度
・参 加 費:無料
・申込方法:事前申し込みの必要あり
・申込締切:令和6年7月1日(月)
※当日受付も申し受けます
・お問合せ先:九州大学応用力学研究所 拠点事務室
       ※応用力学研究所HPよりお問い合わせフォームにて
        お問い合わせください

詳細はこちら↓
https://www.kyushu-u.ac.jp/ja/events/view/1802


【2】九州大学大学院人文情報連係学府
   (仮称・設置認可 申請中)
   学際シンポジウムシリーズ
   「接続する人文学」および大学院説明会
 
 大規模デジタルデータを「読む」上での方法論、そしてデータを読んで知ること、わかることはどういうことか?ということを人文学の様々な分野と情報学から問います。
 *シンポジウムと同日に大学院説明会を開催いたします。

・日  時:≪シンポジウム≫
      令和6年7月8日(月)10:00 ~ 16:00
      ≪大学院説明会(2025年4月入学予定志望者向け)≫
      令和6年7月8日(月)16:00 ~ 17:00
      ※説明会のみでもご参加いただけます
・開催場所:ハイブリッド開催
      現地:九州大学伊都キャンパス
         イースト1号館 E-A-239会議室
      オンライン
・対  象:一般、在学生、教職員
・定  員:なし
・参 加 費:無料
・申込方法:事前申し込みの必要あり
・申込締切:令和6年7月4日(木)   
・お問合せ先:九州大学人文社会科学系事務部学務課(人文情報学担当)
 ※問い合わせフォーム(https://dh.kyushu-u.ac.jp/contact/)

詳細はこちら↓
https://www.kyushu-u.ac.jp/ja/events/view/1805


【3】令和6年度第2回I²CNER Seminar

 カーボンニュートラル・エネルギー国際研究所(WPI-I²CNER)では、ユーリッヒ研究センターよりWilhelm A. Meulenberg教授をお招きし、令和6年度第2回I²CNER Seminarを開催します。多くのみなさまのご参加を心よりお待ちしております。

・日  時:令和6年7月31日(水)16:00 ~ 17:00
・開催場所:オンライン(Zoom Webinar)
・対  象:一般、在学生、教職員
・言  語:英語
・定  員:先着 100名
・参 加 費:無料
・申込方法:事前申し込みの必要あり
・お問合せ先:金志娜
【電話】092-802-6935
【E-mail】iq-kenkyu★jimu.kyushu-u.ac.jp
※メールアドレスの★を@に変更してください。

詳細はこちら↓
https://www.kyushu-u.ac.jp/ja/events/view/1807


■ お知らせ   ━━━━━━━━━━━━・・・・・‥‥‥……

【1】同窓会・サークル活動等で同窓生・教職員が
   無料で利用できるウェブサイトのご案内

 九州大学では、同窓生等の方々が「無料」で利用できる九州大学校友会ウェブサイトを提供しております。同窓生や教職員等を構成員とする様々なグループにご利用いただいております。
 各種行事のご案内、名簿管理、掲示板機能等により、グループの更なる活性化と、事務局(幹事)の方の負担軽減にお役立てください。

◇詳細はこちら
https://koyukai.kyushu-u.ac.jp/


【2】九州大学生涯メールアドレスサービス
   メール転送システム(@kyudai.jp)の
   登録情報更新のお願い

 メール転送サービスをご利用の皆様、ご愛顧いただきありがとうございます。
 ご利用の皆様におかれましては、有効なメールアドレスを転送先に設定してください。
 メールマガジンの受信が3回連続でエラーとなった場合、転送先メールアドレスが無効になっていると判断されアカウントが休止状態となり、6か月後に自動で退会となります。
 卒業や退職により転送先メールアドレスが無効になってしまう事象が多く発生しておりますので、可能な限り転送先は複数設定するか、全学基本メール以外のアドレスを利用されることをおすすめしています。

◇ログイン後、マイページより各種変更が行えます。
https://kyudai.jp/


※本メルマガは、原稿作成時点で確認できた九州大学HP内の記事等を担当にて編集のうえ掲載しております。
 HPの記事が多い場合等は、掲載を見送ることもございます。ご了承ください。


編集・発行:九州大学生涯メールアドレスサービス
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